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高齢でも筋量を増やすことができるのか?

高齢者のトレーニング

1994年以前は、一般的に高齢者が筋量を増すことは不可能であると思われていましたが、現在では筋力トレーニングによる高齢者の筋力、筋量の変化は、どちらも若い人たちのトレーニングと同じ成果が出ていることが報告されています。

下肢筋力低下と転倒リスク

下肢の筋力が衰えると、高齢者はバランスを保持することが難しくなります。とある研究では介護施設に入居している高齢者で、65歳以上の40%が1年に1回は転倒したという結果が報告されています。同じ研究者によると、80歳を越えると心臓発作で亡くなるよりも、実は転倒の結果亡くなる人の方が多いということも報告されています。

例えば、高齢者が腰の骨を骨折して入院した場合、転倒に伴う合併症、例えば肺炎などで亡くなるケースが多いといわれています。米国の骨粗鬆症に関する学会のデータでは、50歳以上の人が腰の骨を骨折した場合、その24%が1年以内に亡くなるというショッキングな数値が報告されています。

高齢者は、筋量が減少すると筋力も衰えます。それによって骨ミネラル密度が低くなり骨折し、その結果死亡するという構図になるのです。その一方で高齢者に、筋力トレーニングによる筋力強化とバランス訓練を長期間行わせることによって、転倒、骨折を防ぐことができるという結果が報告されています。

重要な点は、負荷

より効果を出すためには、中~高負荷でトレーニングを行う必要があります。

そして筋力が強ければ、筋量は少なくても同じ運動が可能になります。

筋量が多いということは、より大きなエンジン、馬力があるということで、同じ運動をする場合、相対的に少ない努力で運動ができるというメリットがあります。

ここにウェイトトレーニングによって筋力、足腰などを強化することのメリットがあり、結果、安全な活動や、強度の範囲が増えるということになります。

高齢者に筋力トレーニングを行わせることによって、骨ミネラル密度、筋量、筋力は増加するのかという質問に対しての答えは、いずれもイエスである。

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